こんにちは 作業療法士のblueskycarpです^_^
作業療法士は人々の健康と幸福を促進するリハビリ専門職です。
今回も作業療法士が生理学、心理学で実証されている人生の満足度、幸福度を高めるワーク、活動を紹介していきます。
今回のワーク、活動はこちら
「新しい料理、作ったことのない料理に挑戦する」 です^_^
心理学では日々の生活にちょっとした変化を意識的につけることが幸福を維持する上で重要なポイントであるとされています。
「新しい、作ったことのない…」というところに日々の生活に変化をもたらす要素が含まれています。
さらに「新しい、作ったことのない料理に挑戦する」には心理学で提唱されている幸福を促進する要素が含まれています。
1つ目の要素は没頭するというものです。
新しい料理を作るためにはひとつひとつの工程をより意識的におこなう必要があります。
意識的になることで必然的に没頭する状態になります。没頭している状態は過去への執着や未来への不安から一時的に解放され、今現在に注意をむけているマインドフルネスという状態であり、幸福度を高める一因として提案されています。
2つ目の要素は料理には完成させることで小さな達成感を感じることができるというものです。
新しい料理は未知の経験であり、そこには少しの不安や苦労が伴います。人は不安や苦労を乗り越えた時に達成感を感じます。
日々の生活、そして人生において達成感を感じることが自己効力感や自己肯定感を育むことにつながります。
そして自己効力感、自己肯定感が自尊心を形成し幸福度を高める大事な要素になります。
3つめの要素は料理をすること自体が目的や意味、意義が明確であることです。
当たり前ですが人は目的や意味、意義が明確であることで行動が動機づけられ、行動が促進されます。
料理には生きるために、料理自体を楽しむため、家族のために、そして健康のためにというふうにそれを行う人それぞれに明確な目的、意味があるはずです。
逆に行うことの目的や意味が不明確な活動に取り組むことは、退屈であり苦痛を人は感じます。
幸福を感じるワーク、活動はその目的や意味が明確であり、そのことが楽しいや面白いと言ったポジティブな感情を引き出してくれます。
4つ目の要素は家族が喜んでくれるというものです。
3つめの要素でも触れた「家族のために」といった利他的な活動は良好な人間関係の形成に不可欠です。
そして良好な人間関係、社会的なつながりは人の幸福度を高める上でもっとも重要な要素であることが心理学で実証、提唱されています。
まとめると「新しい、作ったことのない料理に挑戦する」というワーク、活動には「没頭」、「達成」、「目的と意義」、「良好な人間関係」という幸福度を高める要素が含まれています。
実はこれらの要素が含まれる活動であれば、どんなものでも幸福度を高め、よりよい生活、人生の構築に役立ちます。
ぜひ、皆さんの生活の中でそんなワーク、活動を探してみてください^_^