みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです🙋♂️
作業療法士は怪我や病気で難しくなった生活に必要な動作や活動の再獲得を支援します。
生活に必要な動作、活動としては仕事、復職も重要な支援対象となります。
障害を抱えながら、病気を抱えながら、治療しながら仕事をする、復職をすることを支援することも作業療法士の重要な役割となります。
ただ両立を支援する背景となる知識や技術については作業療法の卒前、卒後教育ともに十分ではありません。
今回は治療と仕事の両立を支援する両立支援コーディネーターについて解説します。
両立支援コーディネーターとは?
当事者の依頼に基づいて仕事を辞めずに治療が続けられるように医療者と職場の橋渡しをする、両者に情報提供し、仲介・調整する独立行政法人労働者健康安全機構が養成する人材とされています。
なぜ両立支援コーディネーターが必要なのか?
仕事との両立支援のおける3大テーマとして「子育て」「介護」「治療」が言われています。
前者「子育て」「介護」の2つは支援の仕組みが法制化されている一方で、「治療」の両立支援については法制化されておらず、事業者個々の就労規則に準拠するものとされています。
また「治療」と仕事の両立においては困り事や関係者が多岐に渡ることもあり、課題の捉え方や支援のあり方が複雑であるとされています。
さらには患者、事業者にとっては治療や仕事の両立における医学的な情報は難解なものでもあり、両立のための支援は働き方がイメージできない場合も多くあります。
そこで難解な医学的な情報をわかりやすく解説したり、問題の捉え方や支援のあり方を整理し、当事者が円滑に治療と仕事を両立できるようサポートする支援者として両立支援コーディネーターの養成が進められています。
両立支援コーディネーターの役割
基本的に患者=労働者と医療と職場の理解が深まるようにサポートする、患者=労働者の依頼に基づいて医療スタッフと事業所との連携のサポートする役割を担います。決して事業者との交渉、代理行為を請け負うものではないとされています。
つまり労働者の病気や治療に関わる医学的な情報をわかりやすく患者=労働者、事業者に説明し、円滑な両立支援のためのプランや行動ができるようにサポートする役割を担います。
両立支援コーディネーターと作業療法士の親和性
両立支援コーディネーターの代表的な支援分野としてはがん、脳卒中、糖尿病、メンタル疾患、肝疾患、難病、心疾患があげられています。
いずれも分野とも作業療法士は心身機能・身体構造レベルの特性の理解に基づいて活動・参加レベル、つまり仕事におけるアドバイス及び支援できる職種です。
まさに作業療法士こそ両立支援コーディネーターにふさわしい職種と言えるのではないでしょうか💪
両立支援コーディネーターになるには?
以下のサイトから養成講座にアクセスできます👇
受講料は無料です🤣
7時間程度オンデマンドの講義を視聴後、2時間程度のオンラインでの講義、ワークを通じての学習を通じて取得可能になっています😉
僕は回復期に所属する作業療法士ですが、特に脳卒中の患者さんにおける復職支援を深める上でとても有益なものでした。
また新たな学習機会による自身の成長、自身のキャリア形成においても有益な養成講座であると思います。
ぜひ受講されてください💁♂️