みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです^_^
作業療法士は対象者の社会参加を実現するために怪我や病気で難しくなった生活に必要な動作や活動の再獲得を支援します。
僕は動作や活動の再獲得にあたってボバース、PNFコンセプトを通じて学んだファシリテーションテクニックを活用し、動作や活動に不十分な運動の構成要素を準備的に促通してから課題志向練習を提供しています。
ボバースやPNFに代表されるファシリテーションテクニックですが、より効果を高めるためはそこでの動きを動機付け、強化学習につなげることが必要であると考えます。
今回はファシリテーションテクニックの効果を高める声かけのあり方について実践していることを提案、共有します。
僕がファシリテーションテクニックとともに実践している声かけは以下のようなものです。
「これは神経が回復するための動きです」
「これは神経がつながるための動きです」
「これは神経の流れが良くなるための動きです」
「これは神経の流れが強くなるための動きです」
これらの声かえは対象者の思いに寄り添う、つまり「回復したい」「神経をつなげて動きを取り戻したい」という思いにつながるように意図しています。
特に運動麻痺を抱えた対象者の眼前の思いは損傷した神経の回復による動きの再獲得と考えています。
損傷した神経の回復をイメージできる声かけが対象者を強力に動機づけ、反復する動きに意味を感じることができると考えています。
僕の個人的な実感として、回復をイメージできる声かけをしながらファシリテーションテクニックを実践した方が、対象者はより動きに集中し、能動的に取り組まれるようになります。
ファシリテーションテクニックに限らずどういった治療手段を選択するにあたっても、対象者が回復を連想、イメージできる声かけが重要であると考えて臨床にあたっている今日この頃です^_^
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