中年の危機を乗り越える作業療法士のブログ

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作業療法士は知っておきたいアドラー心理学が提唱する精神的な健康のための6つの要素

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みなさん こんにちは 健康と幸福を促進する作業療法士blueskycarpです^_^

 

作業療法士は怪我や病気で難しくなった生活に必要な動作や活動の再獲得を支援します。

 

動作や活動の再獲得のためには心身両側面への支援が必要です。

 

身体の健康と共に精神的な健康も支援、促進できることが作業療法士には求められます。

 

 

身体の健康はいわゆる病気や怪我が回復し、動きや活動の側面の可否として判断できます。

 

一方で精神的な健康の状態は何を指標に判断すると良いのでしょうか?

 

今回は対象者の精神的な健康の状態を判断、支援するための指標として有用と考えているアドラー心理学が提唱する精神的な健康のための6つの要素について共有します。

 

 

アドラー心理学が提唱する精神的な健康のための6つの要素は①自己受容 ②所属感 ③信頼感 ④貢献感 ⑤責任感 ⑥勇気 です。

 

①自己受容

 自分自身の長所、短所を把握し、両側面を受け入れいている状態

 

②所属感

 自分には居場所があると感じていて、その居場所に安心感を感じている状態

 

③信頼感

 他者を信頼し、信頼に基づいて協力し合える関係を築いくことができる状態

 

④貢献感

 自らが進んで他者の役に立とうと行動し、役に立っていると実感できる状態

 

⑤責任感

 自分自身の権利行使に伴う責任を取るとともに、相手の権利行使も認める状態

 

⑥勇気

 人生における課題に対して困難を克服できる活力がある状態

 

 

以上6つの要素が精神的な健康のための指標、支援のポイントであると考えています。

 

 

怪我や病気の状態にある対象者は、どうしてもネガティブな側面に注意が向かってしまい、ポジティブ、肯定的な側面に注意を向けにくくなっていることで自己受容の感覚が低下していると考えます。

 

作業療法士は怪我や病気による心身の苦痛、ネガティブな側面に寄添い、共感しながらも、できていること、できることに着目し、それを強化していくことで作業療法士への信頼感を高め、対象者を勇気づけることにつながると考えます。

 

そして作業療法士への信頼感、困難を克服する勇気を高めることで、自己受容の感覚が高まり、自身が所属する共同体への所属感や責任感、貢献感につながる活動の再獲得を支援していきます。

 

最終的は生活に必要な動作や活動の再獲得、ICFでいう活動レベルの向上が、参加レベルの向上つまり誰かのために、誰かと一緒に活動することの向上と満足感につなげること、それが対象者の精神的な健康を支援することになると考えています^_^

 

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