中年の危機を乗り越える作業療法士のブログ

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作業療法士がオススメする幸福度を高めるワーク⑤読書する

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読書をすると幸福度が高まる

人々の健康と幸福を促進するリハビリ専門職、作業療法士のblueskycarpです。

 

今回の作業療法士がオススメする科学的に幸福度を高めるワーク、活動はこちら

 

「読書」 です。

 

英サセックス大学の2009年の研究では6分間の読書によって軽減されるストレスは68%との報告があります。これは音楽鑑賞、コーヒー、ゲーム、散歩などによるストレス軽減度を上回る結果とのことです。

 

 

次にリバプール大学のJosie Billion氏が運営するイギリスの「Quick Reads」による研究では、大人4000人以上の調査から、定期的な読書習慣が健康と幸福の両方に与える影響に関して以下の事実が報告されています。


1週間に30分以上読書する人は、生活の満足度が20%以上高い、クリエイティブであると感じることが11%高い。

憂鬱になる可能性は28%低く、18%以上高い自尊心を持つ。

 

 

また米イェール大学の研究、12年間の調査結果では、週に3時間半以上読書をする人は、全く読まない人よりも死亡率が23%低いと結論づけられました。

読書時間が3時間半に満たない場合でも17%低くなり、読書をする人は、読書をしない人に比べて2年も長生きします。

 

 

さらにはビジネス総合誌『プレジデント』から年収が高い人ほど読書に時間をかける傾向があるという調査結果があります。

 

1,000人のビジネスパーソンを対象にしたアンケートから「1ヵ月に3冊以上本を読む」という項目にYesと答えた人は、年収500万円台では22.2%、年収2,000万円以上では46.2%であるとの結果が出ています。

 

 

以上のように「読書をする」とストレスが軽減する、生活の満足度が向上する、鬱傾向が減る、年収が上がるといったように、幸福度を高めることに寄与する研究結果が多く報告されています。

 

ただ読書の習慣のない方、活字を読むことが苦手な方にとって、じっと本に向きあうのが苦痛の方もいらっしゃる方もおられるかもしれません。

 

一冊の本を読み切り、読書習慣を身につけるためには段階的なトレーニングが必要です。

 

まずは数ページだけ、5分程度の読書から始める。

 

そして実用書であれば全部を読もうとせず、興味のある章、ページから読むことも有用です。

 

またオーディオブック、動画サイトから本の要約チャンネルの活用も通じて、本の全体像をあらかじめ把握しておくことでも、読み切りやすくなります。

 

仕事で平日は…という方は、ぜひ休日の短い時間から読書をする習慣を身につけてはいかがでしょうか?

 

 

読書術に関しては以下の本が有用です

知識を操る超読書術

知識を操る超読書術