中年の危機を乗り越える作業療法士のブログ

作業療法士による人々の健康と幸福を促進する為のブログですm(_ _)m

作業療法士になってよかったと感じること

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こんにちは  作業療法士のblueskycarpです

 

今回は今年(2019年)で22年間作業療法士を生業としてきた僕が、この職業に就いてよかったと思うことを3つまとめてみます。

 

これから作業療法士になろうと考えている方、作業療法士になりたての方の参考にいなればと思います。

 

 

①患者さんへの貢献と自分自身の成長を実感できる

 

まずは当たり前ですが 自身の知識、経験、技術を直接的に患者さんに提供し、患者さんの困りごとの解決を支援する一助として役割を果たすことができます。

 

すべての困りごとを解決することは難しいですが、研鑽を続けながら長く作業療法士を続けていると解決能力と自己効力感の高まりを実感できます。

 

つまり患者さんへの貢献と自身の成長を実感できるという点で、よかったと感じています。

 

 

 

②家族の健康問題や生活上の困りごとに対処できる

 

奥さんの首が痛い、腰が痛いという訴えがあれば、解剖、運動学、生理学、心理学の知識に基づいてストレッチや運動指導をして痛みの軽減を図ることができます。

 

子供がうまく勉強できないで困っているのであれば、心理学や脳科学の知識に基づいて効果的、効率的な学習方法と学習環境を支援することができます。

 

また僕の娘は中学2年生ですが友達関係に悩んでいるようです。そんな時は信念対立解明アプローチやコンフリクトマネージメント、アサーションテクニックといった効果的なコミュニケーション術を教えて対応するための助言を行なっています。

 

さらには親の医療、介護問題。高額医療費制度の活用や地域包括ケアセンターへの相談(介護予防事業への参加)を通じて遠方に離れた両親のサポートにも、作業療法士としての知識や経験を活かすことができてます。

 

自身の作業療法士としての知識、経験、技術が家族の健康問題や困りごとの解決にも役立つところが、作業療法士になってよかったなあと感じる点です。

 

 

 

③広い視点での問題解決策を考えることができる

作業療法士は何か困っていること(作業遂行がうまくいってない)を解決するために、3つの切り口(PEOモデル)で考えるという特徴があります。

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人ー作業ー環境という3つの切り口の中で、どの切り口を変化、改善させる、支援することで作業遂行がうまくいくのか(困っていることの解決)を考え、問題解決を支援できます。

 

世の中には困っていてうまくいかないことがたくさんあるわけですが、この3つの切り口を知っていること、そしてそれらを変化させる、支援する知識と技術を作業療法士は有していると考えています。

 

障害を有する個人の問題、家族の問題、組織の問題、地域の問題、国家の問題…とあらゆる局面に対応できる潜在能力を持っている職業であること、それが作業療法士になってよかったと感じる点です。

 

 

 

今回は作業療法士になってよかったと感じる点について3つまとめてみました。

 

 

これから作業療法士になろうとされている学生さん、将来に不安を感じているビギナーの方の参考になれば幸いです。